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庄左ェ門窯とは – 釉薬のこだわり
原料は世界中から…!やってきます。
信楽も、「土」以外でも「長石」もたくさん採れます。
釉薬の大半の割合を占めている原料、「長石」。
あまり知られていませんが…。
土と一緒で減少しているそうで大事な資源なのです。
窯元に来るときは精選されて小麦粉のようです。
釉薬の基本釉は長石、珪石、石灰、粘土、などで作ります。
それに鉄や銅、コバルトやニッケルマンガン、クロムといった着色原料たち。
微量だと青磁や黄瀬戸に焼き上がり、少し多くなるとビードロ、もっと多くなると天目や飴釉になるのですよ。(鉄だけでも何色にも変化するのです。)
しかし同じ原料でも産地が違うと少しずつ変わります。
アルカリの多い所、鉄分の多い土地といった成分が少しずつ違うだけではない、その土地の風土により触った感覚、扱い易さ…微妙にちがうのです。
それに同じ産地でも、その都度、一定ではないのが現状です。
そこで微妙に人間の「技」で同じ色や焼き上がりになるよう調合し揃える…のですが、自然物相手の所もあり「すべて」「ず~っと」同じとはなかなか行ず「ある程度」というのが現状です。
信楽焼庄左ェ門窯の信楽焼に対する想いをつづっております。道具・土・窯・人のこだわりも是非ご覧ください。