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石入りあかね釉の作り方
エアーで色づけ
まず塗装と同じでエアーの中に色の付く材料を入れます。
陶器や磁器の場合は釉薬と呼んでいます。
中身は長石、珪石、石灰石、粘土、酸化鉄などなど…。(調合済。)
それを霧状にして素地に施します。
焼く前のあかね釉の「色」です。
焼くと溶けて鮮やかな赤になるのです。
職人技「パッパ」
こちらの濃い赤紫の線の色は焼くとビードロの鮮やかな緑になるのです。
これも1つ1つ手で細工を施しているのですよ。
弊社ではこの作業「パッパ」と称しております。
刷毛を「パッパ」っとするので…。
(手作業なので、よく見たら1つ1つ違うでしょ。)
そして!この工程は職人技バリバリです。
皆さんは少しくらい釉薬の濃い薄いで色はそんなに変わらないとお思いでしょうが…。
窯元からすると全く違う色になってしまうのです。
濃いと溶けないで変な中途半端な色や釉薬が縮れて商品になりません…。ダメです。
薄いとあかね色にならず白(素地の色)になってしまうのです…。これもダメです。
(素地に喰われると言っています。)
微妙な感覚…。
もう一度、言わせて下さい。凄い!職人技なのです。
窯詰めのときにスポンジ
最後に窯詰めの前に
焼く時の板(棚板)に釉薬が付かないようにスポンジで底を拭いています。
釉薬は焼くとガラスになるので板にくっついてしまうのです。