おかみさん手帖
7.142017
おいらは ここですよ~
彼、毛皮を着てるもんで、暑いのなんのって
「うめぇ~」と、呼ぶと しっぽだけ左右に動く。
梅三、2年目の夏を迎えます
顔も出さない感じ悪い態度も、なかなかの2年目です
私はと言いますと、毎日毎日 朝晩お茶を炊き、食べやすくてパワーのつくものを
考え、食卓には
ご近所さんや、親戚に頂いた夏野菜たちを食卓に並べ
「田舎最高!ふぉ~~!!」と、青椒肉絲やナスの煮びたしを食べるのです。
窯場の仕事は体力がいる時期を迎えます。
皆、首や おでこにタオルを巻き、汗をぬぐいながら仕事します。
私もタオルを首に巻きながら銀行に入っていって、「うぉ~~涼しい!よっこいしょ」と
座り、少しこのままでいさせて♡と思い、あさってをみつめます
なぜか そんな時は呼ばれるのが早く、『気持ちを察してくれなきゃイヤイヤイヤ~』と用事を済ませ
とっとと帰ります。
初めて綴りますが、私の実家は冷凍食品屋さんでして。
マイナス17℃~の冷凍庫には、コロッケやとんかつ、串カツ等々が出荷待ちをしています。
夏の日は、商品を出すのに冷凍庫へ入ることが さぞ気持ちいい事でしょう!と、思いがちですが全く反対で
寒い中で作業をし、暑いところに出てくると、温度差が激しくて調子が崩れてしまうのです。
もちろん、エスキモーのようなジャンバーに手袋、ボワーが耳までついた帽子もかぶりますが・・・
冷凍庫の中に入ると、鼻の中がピキピキピキ~っと凍り付いていくのがわかります。
製造に半日、工場・機械清掃に半日かかります。
食品会社専用の洗剤でゴシゴシ磨き、水を流し、熱湯を流し、消毒液を流し、アルコール消毒をし、ゴミ一つ残さない。
(順番間違っているかも)
まるでCMで見かける〇〇ホルンリンクルの工場のようです。
エアーシャワーがあり、無菌室があり、マイナスの世界がある。
窯元は全く反対ですね(笑)
1300℃の世界です。ハードコンタクトレンズから、ソフトコンタクトレンズに変えました
OL時代を経験したのち食品会社へ。
実に若かった✨✨そっちかよ!ってな感じですが、
おかみさんたら、そんな過去があったのです