おかみさん手帖
7.142013
躾
こぶ付きで 店番してました。
ちゃんと、子供達 靴を揃えておりました
私が子供の頃、居間で おやつを食べながら テレビを見て ウヒャウヒャ笑っていると
母から 手招きされて 後ろをついていきました。
玄関で指差された先に、私の靴が転がっていて 左の靴が手前に 右の靴は1M程後ろにありました。
5歳上の兄・3歳上の兄・私・の、三兄妹。
母は、常日頃 私が男化していくことを目に余らせていたようです。
そして、ついに悲しませる時が来ました・・・。 私の5年生の時の あだ名が母の耳に入ったのです。
“ キン蹴り ” 男子に そう呼ばれていました。
女学院卒業の母は、
「チギれたらどうするのっ!!? 一生面倒みないとあかんよ!!!」
今思えば、母の言葉もどうかとは思いますが。
私の言い訳は
「たぶん 男子も、蹴られたがってるで。キン蹴り~!言いながら、おしりペンペンして逃げていくんや。」
とうとう、母の目に涙が浮かびました。
実家に帰ったら 今は ちゃんと、靴は揃えて 居間へ向かいます。