おかみさん手帖
6.62014
ピュア
朝から、長男が通う小学校の先生から電話があった。
今日は、必ず体操服がいる日なのに、長男は忘れたらしい。
次男を、保育園に送る前に小学校へ行こうかとも考えたけれど、今日は次男もイベントが。
体操服姿で、「僕、お兄ちゃんの小学校に行きたい!!」と、無邪気に言ってくれているけれど断念。
「今日、何もなかったら先に お届け物をしに行ってもいいけど、仲良し田んぼやし、早めに園に行こう♪」
と、言って、玄関を出た。
階段を下りると 「母ちゃん!みて!!」と、地面を指差している。
『ふ~ん。そこだけ濡れへんかってんな~。それより、はよ来て~~』と、スルーしようとすると
「恐竜みたいやろ~」と、言う。
子供って感性豊か
大阪の中でも田舎の実家へ帰ったとき、散歩中に
長男が 「チカンアカン!って、いっぱい貼り付けたあるな」
って、言ってたっけ。
普段、気にしたことなどない。
子供に、大阪に行くときの心得として
「車の座るところにカバン置きっぱなしにせんといてな。窓割られて盗まれるから」や、
「知らない人を見たら、泥棒と思え!」
「一人で歩くときは、いつでも、走って逃げれる道を確認しながら歩いて!」等々。
ピュアな子供たちに植え付ける言葉じゃないな・・・
以前、実家の父も、母が留守の時、スーパーで自分の分と、母の分のお惣菜を買って母の帰宅を
待っていたそうな。
母の食べれない、モリモリのお肉惣菜が置かれていて、驚く母に
「≪めちゃうま!!≫って、シール貼ってるから、美味いんちゃうか??」と、母が喜んでくれることを
信じていたそうだ。
私なら、値引きしシール以外の、その手の商品は目に入らない。
子供の頃は、いろんな形に見える 空の雲をみて、友達とキャッキャ話したっけ。
まっくろくろスケが見えただろう、ピュアな時代。
最近、くすんでいる私。濁ってよどんでもいる。
父ちゃん率いる、ピュアな子供達を見習おう。