おかみさん手帖
1.102014
十日戎
信楽にも福笹を授与しれくださる神社があり奥田のお母さんが事務所に飾ってくれました。
懐かしい。
こんな私、20歳の時に、 西宮戎の巫女さんをさせていただいた過去有。
幼稚園からの親友が バイト情報誌 “an”を、持ってきて時給が良いねん!!と、みせてくれ
二人でダメ元で面接を受けに行きました。
確か、3次面接まであって、西宮神社の由来だとか、えべっさんの由来、七福神のお話まで
問われるのですが、横一列に数名が椅子に座り、沢山の面接官に質問されていきました。
恐ろしいほど奥の深い質問をされていて、チンプンカンプンだったけど
とにかくニコニコしながら椅子に座り、何を質問されたかも覚えていないほど緊張していました。
二次面接も緊張していて覚えていない。
三次面接では、「もし、お仕えするとしたら 西宮神社まで どのように来られますか?」などだった。
端の方から質問されて、見るからにお嬢様の綺麗な女性が
「自宅に運転手がおりますので、送っていただきます。」と
心の中で私は、オーマイガー―――ッ!そんなん、うちには満雄さん(お父ちゃん)しかおらんし!
しかも仕事忙しいから送ってくれるわけないし
次々と、お抱え運転手をお持ちの立派なお家のお嬢様達の中
とうとう私の番が来て、素直に 「祖父の家が近くにございますので、そちらから電車で通います。」と、答えた。
奇跡で親友と二人で合格することができ、お正月と、えべっさんの期間を勉強させていただきました。
袴姿で座っていると、遠いところから どの巫女さんの所に行くか、様子伺いしているのかがよくわかる。
イケメンは左右に散り、私の所には、おじい様や おばあ様達が
「あんた、福々しいから あんたんとこ来たわ♪」と、言って来てくれました(笑)
とにかくニコニコしながら 座っていました。