信楽焼とは

信楽焼の特徴は

土を採掘した後、乾燥させてから水肥といって一度漉す作業をしないで製造するのが特徴です。

水肥をしないと土の中の石や木くずも入っていますが石は焼けると溶けて景色になり自然な良い風合いが生まれます。
薪で焼くと二つとない焼き物が生まれ当時の茶人に持てはやされたそうです。

それにもう1つ大物造りに適した土でそれに伴い大物の技術が発達し狸の置物や陶板などが生まれています。
土は「粘りけ」があり、しかも「ザクザク」っと。いった感覚です。

信楽焼の歴史…

先日、信楽のある見識のある方から教わりました。
紫香楽の宮で使われていた瓦を焼く窯が、まだ発掘されていないと…。
京都で焼かれていた瓦と同じような物が使われていた事を…。
1281年が始めだ!とする案が有力であると…。

それでは1300年の歴史とはどういうこと?
人々は歴史が長い方が良いと思うから…なの?そういう話ですか…?

「真相はいかに?」まだ解りません…。
あまり詮索しないでおきます、ロマンにしておきますか…。

ですが、1281年以降は窯跡があり鎌倉時代の窯跡からは甕や壺、擂鉢が出土し。
安土桃山時代は「古信楽」といわれている茶陶器がもてはやされたという書物があり、江戸時代からは生活の中の雑器全般を焼いていた跡があり、昭和になり流行った火鉢(なまこ釉)、や狸の置物と続きます。
最近では新しい感覚の食器や花器といった生活雑器から建築用のタイルや信楽焼の特徴「大物」を活かしたお風呂や手洗い鉢など、ありとあらゆる物を陶器で考え提案しています。

すべての商材を1社で製造は出来ません。
庄左エ門窯はその中の一部「古信楽」をイメージ出来る色合いの商品化を追及し製造販売ております。

信楽にある薪で焚く窯

天然の火色とビードロは穴窯や登り窯を薪で焼きます

天然の火色とビードロは穴窯や登り窯を薪で焼きます

薪にある鉄分が炎と共に素地に飛び、付着して薄いと火色。
濃いとビードロに焼き上がります。
薪が焼けきらないと焦げになります。

窯の中の炎により天然のコンプレッサーで釉薬を掛けしている。
っという感じ…。なんです。

庄左エ門の製品を陶芸の森の登り窯で焼成しました。

庄左エ門の製品を陶芸の森の登り窯で焼成しました。

登り窯は基本的に、こういう火色系の色を出す窯ではないのですが場所によってはいい色が出るのです。

庄左エ門窯はそんな天然、自然に出来る景色に魅了され、なんとかイメージを崩さずに商品化を目指しております。

ページ上部へ戻る